矢郷が田村先生より地域医療を継承し16年が経ちました。スタッフ一同毎日の診療に全力を尽くし、地域患者さんから多くの学びをいただき、現在もまっすぐに診療に向き合えていることに感謝しております。一方で16間年の診療の積み重ねの結果、慢性的な待ち時間の増加や、夜間帯への診療の延長など、現体制での課題も浮き彫りになってまいりました。
　
何よりも大切なのでは、地域医療の「継続」であります。そして「安全な医療」の提供が診療の基本となります。
その上で、今後のクリニックの未来を考えた場合、矢郷１名の診療体制では限界を生じる可能性があると判断いたしました。また、板橋区医師会の公務など、間接的に皆様をお守りする業務も今後増加する可能性があり、診療体制の変更を決断し、第２診察室も整備いたしました。
　
新体制において、開院当初から共に歩んでくださった辻本先生に加え、唐鎌先生、平賀先生をお迎えします。
この２名の医師は、やごうクリニック地域医療研修の「卒業生」であり、矢郷が医療で最も大切と考えることを全てお伝えした医師です。
矢郷を含め、４名の医師は、国立国際医療研究センターをルーツにもち、総合診療を共通項として、今まで通り皆様の健康の維持に努めてまいります。
　
他医師が外来を行う場合にも、矢郷は今までの皆様の知見を共有し、その診療を支え続けます。
また、判断が難しい場合には院内のカンファランス（相談と検討）を行い、医師４名という診療体制の強みを活かし、多様な視点で医療の質を保つよう努めます。同じクリニックの中での診療です。
どうぞ、ご安心して矢郷以外の外来も受診してください。他医師が外来を行う間に、矢郷は検査に専念いたします。
　
その上で、皆様にご留意いただきたい点は下記となります。
　
・矢郷が医師会や学会など公務に出席する場合は、夜間帯への診療の延長が不可能となります。その際は、「診療可能人数」を設定させていただき、その人数を越えて受付をされる方の診療が困難な場合があります。早めに日程の提示を行います。また、皆様を拝見させていただけるよう最善を尽くします。
　
変わらない医療の提供のためには、変わる必要がございました。持続的な地域医療の提供のため、時に御不便をおかけすることもあるかもしれませんが、何卒ご理解・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。